先日記載した、傷のできたレッドウイング 9871
この程度の傷なら豚毛と馬毛のブラシで磨けば傷が消えるというのが
この革の良いところ。
クロムエクセルほどではないですが
時間がなかったのでその日はやらずに空いた時間見付けてやろうと思い
次の日。。。。
雨にやられました
雨ジミです。
こーなると乾くと跡が残ります。
この跡はワークブーツとはいえ流石に嫌です。
てなわけで消します。
ステインリムーバーを綺麗な布に付けて
撫でるように湿らせていくのが王道ですが
そんな悠長なことをやっている暇がありません。
今回は、お風呂にぶち込みます。
まず
①汚れを落とす
この時、サドルソープを使っても構いませんが
見つからなかったのでスポンジに石鹸を付けて洗いました。
シャワーをかけながら石鹸を使い、日頃たまった汚れや
油分を洗い流してしまいます。
これだけだと、革を水を完全に浸透させることができません。
そんなわけで、完全に水が浸透するまでお風呂に浸けます。
個人差がありますが
この靴の場合は30分~1時間かかりました。
完全に水が染み込みました
傷跡は残るものの
雨ジミは完全にわからなくなりました。
②乾燥
時間に余裕がある方は
中に新聞紙を詰めて陰干しで乾かしてください。
これが王道です。
時間がない方、気が短い方は次の方法です。
ドライヤーを使って乾かします。
用意するもの
・レッドウイングが入るダンボール
・カッター
・ドライヤー
ブーツに熱風が直接あたるのは避けたかったので
ある程度スペースがあるダンボールを使っています。
蓋をして、カッターで穴を空けて
いざ
スイッチオーーン!!
30分位待ちます。
※この間、ダンボール内の気温が熱くなり過ぎないよう
開いて、時々中の様子をみています。
そうしないと、
最悪の場合クレープソールが剥離します。
見極めが肝心です。
乾燥しました
乾燥しきったので革は油分を失ってカピカピになっています。
このままでは履けないので油分を補給します。
私の場合は浸透が早いのでマスタングペーストを使っています。
右足側補給後・左足側補給前です。
色の違いに驚きです。
最後に
万が一ドライヤーで熱しすぎて
クレープソールが剥離した場合の対処法を記載します。
熱いうちに履き、自分の体重で圧着させる
そうすることで付きます。
体重で圧着させても浮いている箇所があったら、
手で圧迫して接着させます。
ちなみに熱しすぎた場合
クレープソールが縮小して一回り小さくなってしまうので
温度には十分すぎるほど注意してください。
これだけ書きましたが何だかんだ言っても
陰干しが1番です。
※ちなみに今回の方法はあくまでもレッドウイングのようなオイルレザーに対する対処法です。
革によっては水を極端に嫌うものもあります。
セメンテッド製法製法のような接着剤で付けただけの靴の場合
ソールが分離する可能性があります。
試す場合は自己責任でお願いします。
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